股関節の離断で使われます。安定性の高いカナダ式(カナディアン式)股義足がよく使用されます。
股義足の構成要素
- 「ソケット」
- 断端末から骨盤まで、ヒップ全体を包みこむ形をしていて、義足の安定と懸垂を図ります。
- ソケットタイプは様々です。
- 「股継手」
- ソケットの前下方に取り付けられます。固定式・遊動式のタイプがあります。
- 「膝継手」
- 関節の機能を代償します。
- C-Leg4(Otto Bock)
- ALLUX2(Nabtesco)
- 「足部」
- 地面と接地し体重を支持します。
- 機能として、踵接地の衝撃吸収、スムーズな体重移動
- 立体安定性の保持があります。
- 「支持部」
- 足部と継手部を連結する部分です。
- 「懸垂装置」
- PTBベルトやサスペンションスリーブ、吸着式や吸引式では、バルブ、ポンプを使用して懸垂します。
- 「外装」
- 継手部等は包み込め、外観を美しく整えます。
股義足
- 2重式ソケットで製作
- 内ソケットは柔らかく、外ソケットはカーボンで強度もしっかりと保持
- 他では見られない、坐骨収納型のソケット製作も可能